こんにちは、茨城で創業融資、事業用資金融資をサポートしている行政書士兵藤貴夫です。
自分もスタジオジブリの映画、特に宮崎駿監督の作品は大好きですが、その国民的映画の製作を支えているプロデューサーに「鈴木敏夫」という方がいます。
テレビや雑誌などのメディアにも多く取り上げられている方なので、ご存じの方も多いかも知れません。
このジブリの名プロデューサーがパーソナリティを務める
「ジブリ汗まみれ」
というラジオ番組があります(TOKYOFM製作、JFN38放送局同時ネット)
自分はこの番組が好きで、録音してよく移動中の車の中などで聞いています。
数ヶ月前のこの番組に鈴木プロデューサーが考える夫婦のあり方についての言葉がありました。
いわく
「夫婦は向き合ってはいけない。向き合うとお互いのアラが見えてしまう。夫婦は同じ方向を向いていなければならない」
という意味の言葉でした。
この人生の先輩の言葉に自分は感銘を受けたのですが、続けて思ったのは、これは
「経営者と従業員」
の関係においても同じではないかということ。
経営者が従業員と向き合ってすらいない組織が多いと思われるところ、経営者が従業員と同じ方向を向くと言うのはまれではあると思います。
従業員にしてみれば、自分の上司や同僚しか見ていないことも多いでしょう。
また経営者の方も「何を考えているのかよくわからない」というタイプがいます。
トップがどこを見ているかわからないのでは、従業員はどこを向いていいのかわかりません。
従業員に
「自分たちはどこに向かって進んでいるのか」
「自分たちはなぜ仕事をしているのか」
「この組織は何を目標として存在しているのか」
それらを与えるのもまた経営者の重要な仕事であり、従業員に与えられるべき給与以外の大事な報酬ではないかと思っています。