こんにちは、茨城で創業融資、事業用資金融資をサポートしている行政書士兵藤貴夫です。
今週また電話で起業についてご相談を受けたのですが、自分の信用情報に問題があるのではないかとご本人は気にされていました。
お話を伺っている限り、自分としては本当にブラック情報が信用情報機関に記録されているのか
「微妙」
であると思えるのですが、ご本人はそれを前提に創業計画を立てているようです。
ただその計画が、
「ノンバンクからの創業資金調達」
だったので、反対させていただきました。
そのノンバンクの金利を聞いてみると、マイナス金利時代のおかげで、さすがに以前ほどではありませんが、それでも日本公庫と較べると高利です。
特に茨城県内の創業である場合、日本公庫では被災地の特例利率が適用されるため現在特に低利率となっています。
「収益と資金繰りの計画はどうなっているんですか?」
とお聞きしたのですが
「資金繰りと言うのがよくわからない」
というお話でした。
ご自分でよく調べて勉強されていると感じられる方でしたが、
「今のままで起業するのは危険」
というお話をさせていただきました。
通常の創業融資が無理だとなれば、それについ頼りたくなる気持ちもわかるのですが、特殊なケースを除いてノンバンクからの資金調達は創業時に使うべきものではありません。
なお茨城県の被災地特例利率は今年3月までは適用されることが決定しているのですが、4月以降は未定という話も聞いたので、日本公庫からの資金調達を考えている方は急いだ方がいいかもしれません。