こんにちは、茨城で創業融資、事業用資金融資をサポートしている行政書士兵藤貴夫です。
先日銀行の融資審査にAIの活用という記事を書きましたが、
早速横浜銀行や千葉銀行などで導入が始まるようです。
「横浜銀や千葉銀、AI使い融資 中小企業に資金 : 日本経済新聞」
AIがどう活用されていくかを考えたときに、こういう利用のされ方をするのは時間の問題だと思ってはいましたが、それにしても早いです。
銀行があつかう融資商品のひとつで
「ビジネスローン」
がかつて盛んだったことがありました。
これは銀行が決算書の数字をもとに機械的に融資の可否を判断するもので、
「迅速」「無担保」「無保証人」
で融資が実行されるという顧客にとってメリットの大きいものでした。
しかし残念ながら、人間の判断が介在する部分が少なく、その決算書の粉飾を見抜くことができずに下火になりました。
しかし、この融資パッケージはAIの導入によって復活するのではないかと考えています。
(もちろんそうなったら違う名称になっているのでしょうが)
横浜銀行や千葉銀行では、融資申込者の
「財務情報」
「取引先との決済情報」
「過去2~3年分の取引情報」
「継続した売上高があるか」
などの情報を10万社分のビッグデータと突き合わせて、その格付けと金利などを判定するとしています。
このAIによる審査が本格化したら何が起こるのか、事業者は何をすべきなのか、いろいろ考えられることはあるのですが、それはまた違う機会に書きます。