こんにちは、茨城で創業融資、事業用資金融資をサポートしている行政書士兵藤貴夫です。
昨日は自分が顧問をしている会社で新規事業のための資金調達のご相談に乗ってきました。
この会社の社長は自分の事業の社会的な意義を信じ、そして自分を含めた周りにぜひ応援したい、一緒に社会を少しでも変えていきたいと思わせる方です。
と言うと、まるで夢見る高校生のようですが、社長も何が必要なのか、何をすれば成功するのか、逆に失敗するのかよく現実を見ています。
私自身も、この新規事業をなんとか成功させたいと想っていますし、その実現の可能性は高いと思っています。
思うのですが、この事業に
「社会的な意義がある。それを自分や社員や取引先にアピールしている」
と言うのは実はすごい強みなのではないかと思っています。
社員や私のような外部スタッフを巻き込んで、給与や報酬以上の力を引き出します。
そもそも自分や家族の生活のための仕事が、そのまま社会的な意義につながっていると感じられるのは、労働者にとってそれだけで大きな歓びであり、大きな報酬ではないでしょうか。
これは私だけではなくて、私にこの会社を紹介してくれた方も似たような印象を持っているようです。
「ビジョナリーカンパニー」
という本があります。
この本では世界で業界トップの企業と2番目の企業のどこに違いがあるのかが研究されています。
そしてそこに
「企業に理念があるか。そしてそれを周知徹底しているか」
がその違いであると結論づけています。
かつてSONYが創業期に
「技術者のための企業」
を謳ったのは有名な話です。
またGoogleが
「ユーザーファースト」
の理念を謳っているのも有名な話です。
「自分たちは何のために仕事をしているのか?なんのためにこの事業があるのか?なんのためにこの会社は存在しているのか?自分たちはこの先どこに向かうのか?」
それを謳って、周知するだけで、少しずつ様々なことが変わっていくというのが、いろいろな経営者の方々とお会いした、そして自分の長いサラリーマン生活での実感です。