フランチャイズとは
フランチャイズとはフランチャイズ本部と契約をした個人または法人が本部からノウハウやサービス、商品などを得て加盟店として開業する形態です。
フランチャイズでの起業を考えたときに対象として思い浮かぶのは
- コンビニエンスストア
- 弁当販売店
- ハウスクリーニング
- ネイルサロン
などでしょうか。
有名なところでは
- セブンイレブン、ローソン
- ほっともっと、ほっかほっか亭
- モスバーガー
などのFCがあります。
フランチャイズ起業の問題点
なにより一番問題なのは
「信用できるフランチャイズ本部ばかりではない」
という現実です。
フランチャイズで起業した方の相談もお受けしていますが、3カ月で廃業を考えなければならない方もいらっしゃいました。
以前やはりうまくいかなかった起業者からフランチャイズ本部の提示した資料を見せていただいたこともありますが、
「どう考えても見込みが甘い」
「何が数字の根拠になっているのかわからない」
というものでした。
おそらく経営者としての経験のないサラリーマンや主婦の方には、その本部が提示した資料を検証することは困難でしょう。
一度冷静になって専門家に相談することは、絶対に必要なプロセスであると考えています。
フランチャイズ本部が提供してくれるもの
フランチャイズ本部は契約した加盟店に以下を提供します。
- 商号、商標等の本部が確立したブランド。それを実現するため店舗設計や看板等の指導など
- 本部が開発した商品、サービスの加盟店への提供とそれを販売する許可
- 加盟店が必要とする営業、経営の様々なノウハウ。それを修得するためのセミナー等の実施
その見返りとして加盟店はロイヤリティーを本部に支払わなければなりません。
また本部との契約次第ですが、
- 店舗設計が自由にできない
- 取扱商品を自由に決定できない
- 本部以外から商品を仕入れることができない
- 営業時間や接客方法などを自由に決定できない
などの制約を受けることがあることも見返りと言えないことはありません。
フランチャイズで起業する場合の問題点
フランチャイズの欠点として挙げられるのは以下のようなものです。
- 開業のノウハウを本部から得られるため、自分で資金計画や集客の計画、その実効性の検討が疎かになる傾向がある
- 店舗、取扱商品、価格、広告方法などが本部との契約で制限を受けることがあり、その場合売上が落ちてきても改善案を出すことが難しくなる
業界での経験不足を補うためにフランチャイズに加盟することはありですが、それでも開業する以上、あなたが経営者であり事業主であることには変わりません。
経営者、事業主としての経験不足をフランチャイズ本部に補って貰うのではなく、自分でもその提示された数字を検証し、自分で近隣の同業者の現状を調査するなどは最低限必要なことです。
経営者としての意識を持てば、どのフランチャイズに加盟するべきかも自ずと判断が付くでしょう。
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