こんにちは、茨城で創業融資、事業用資金融資をサポートしている行政書士兵藤貴夫です。
先日ある事業主の方から融資の相談を受けました。
事業用の資金として融資を申し込んだが、どの金融機関も渋っていい返事をもらえないと言うこと。
なぜなのかはご本人もわかっています。
ある理由から
ある会社の連帯保証人になっている
からであり、その返済金額がまだ相当額残っているからです。
ご本人も融資を申し込むまでは、そしてそれを軒並み断られるまでは、連帯保証人になると言うことがどんな意味があるかよくわかっていませんでした。
「債務者である会社が返せないときにはこちらに請求が来ると言うことだろう」
という程度の認識はありましたが、その会社の収益については安心しており、自分に請求が来るという心配はほとんどしていませんでした(今もしていません)
しかし
連帯保証 ≒ 自分の借金
であるという認識まではありませんでした。
そして自分で事業を立ち上げようとして、初めて「連帯保証人になる」ということの意味がわかった次第です。
かつて
「はんこ一つで、自分が経営する会社が倒産し、一家離散の憂き目」
などという悲劇が続いて社会問題となったため、現在ではどの金融機関も連帯保証などの人的保証については消極的です。
しかし、まだオーナー会社の代表者などは会社の融資について、個人の連帯保証を求められることが多くあります。
やむを得ないこともあるでしょうが、連帯保証人になることの意味はしっかり認識しておかなければならないと思います。