こんにちは、茨城で創業融資、事業用資金融資をサポートしている行政書士兵藤貴夫です。
しばらく前になりますが、茨城県内であるフランチャイズ組織の会員募集のセミナーに参加したことがあります。
フランチャイズへの加盟を真剣に考えていたわけではないのですが、所有する遊休地の活用を模索していた最中でした。
(というのはほとんど言い訳で、実際には好奇心です(笑))
それと起業者の支援をする以上、少しでもその起業者の立場に立った経験を得るためです。
そのセミナーを聞きながら、急にフランチャイズの最大のメリットというのは、
「他人に気兼ねすることなく、仕事に集中できる」
環境を比較的簡単に得られることではないかと思えてきました。
会社組織などに所属している方はおわかりでしょうが、この
「人間関係のストレス」
はかつての自分を含めた多くのサラリーマンのお悩みベスト3に入ります。
それで、うつ病になったり自殺に至ったりすることがあるので、まったくバカにできません。
なので、この人間関係のストレスから解放されることは、非常に重要なことです。
たとえその人間関係の煩わしさから逃げ出すために転職したとしても、転職先の人間関係がどうなるかなど、外からではわかりません。
なので組織内で生きていく以上、このストレスの問題は必ずついて回ります。
特に起業を目指すような人は(自分も含めてですが)組織の中でうまく生きていけないタイプが多いと感じています。
それがまた独立開業に対するモチベーションになったりするのですが、フランチャイズとは、この「人間関係のストレス」から手っ取り早く解放される生き方のひとつではないかと感じています。
実際、自分が関わったフランチャイズで起業した方を見ていてもそう感じます。
もちろん、起業すれば今度はばサラリーマン時代とは全く違う苦労とストレスにさらされます。
さらにフランチャイズでは契約内容、本部の意向しだいで、事業活動が限られることが多くあります。
なので、独立開業のメリットのひとつである
「自分の知識や経験を生かす」
という点はあまり期待できないかも知れません。
逆に言えばその本部のサポートと縛りがあるからこそ経験も知識もない方が、多くフランチャイズで起業できるわけですが。
組織の中で疲れた方にとって、あるいは対人関係が苦手な方にとって、フランチャイズでの起業は魅力があるのではないかと思っています。