創業融資のご相談を受けるときには、当然ですがそのお客様の希望金額を確認しなければなりません。
このときに感じるのは多くの起業者がその金額をいくらにしたらいいのか、よくわからないということ。
創業融資は「必要な金額を必要なだけ」というのが基本です。
事業開始後の融資になると話が変わってきますが、創業融資についてはそうです。
当然ですが、そうなると最初に「自分の起業に必要な金額」を知らなければなりません。
たまに
「借りられるだけ借りたい」
という方もいるのですが、これは「自分の起業に必要な金額を知らない」つまり計画性がないことを自ら告白しているのも同じです。
設備についてはリストを作りその見積を事前に準備している起業者が多く、運転資金については、経験則から大雑把な金額を把握されている方が多いです。
必要な金額を知るためには、設備資金と運転資金の計画書、収益計画書と資金繰表が必要ですが、今までのご相談者で、これらを完璧に作ってきている方はいらっしゃいませんでした。
なので話を伺って計画書を作っている内に、こちらの指摘で抜けていた金額がどんどん追加されるということも多くあります。
このあたりも、一度専門家に依頼されることをおすすめする所以です。
収益が上がるまでの資金繰りを考えずに融資を受ける、あるいは自己資金だけで起業する方も多くいます。
その結果、起業して数ヶ月で「運転資金が足りない」というご相談も多いのですが、そのタイミングでの融資は難しくなります。
以前
「資金が十分にあるのに、創業融資をうけるなんて許されませんよね?」
という起業者がいらっしゃったのですが、まったく問題はありません。
この場合資金の一部を自己資金として、それを元に創業融資を受けます。
残額をプールしておくことで、資金繰りに余裕ができて精神的に楽になります。
「融資金額をいくらにしたらいいのか?」
これを間違えると、あっという間に起業は終わります。
当事務所では初回無料のコンサルティングを行っています。
自信のない方はご利用をお勧めします。