こんにちは、茨城で創業融資、事業用資金融資をサポートしている行政書士兵藤貴夫です。
日本政策金融公庫の創業計画書で4番目に聞かれていること「販売先」に続いて「仕入先」です。
自分の場合、創業者支援を始める前は、この仕入という作業に特別の知識も思いもありませんでした。
(そもそも士業事務所には知識以外「仕入」という概念はないので)
「安い店から買えばいい」
という程度の考えしかなかったのですが、やはり皆様それでは済みません。
例えば味を売りにしたい店であれば、同じ食材であっても
「この問屋の扱う〇〇産でないとだめ」
という具合です。
また地産地消をうたう店であれば、地元農家と契約を結ぶ方もいらっしゃいます。
そもそも創業の動機が
「地元の名産品を世に知らしめたい」
という思いだったりします。
以前
「つくばの〇〇〇を使った菓子を売り出したい」
と熱く語ってくれた起業志望の大学生もいました。
日本公庫が創業計画書にあえて仕入先を記載させるのも、それだけ起業者が工夫やこだわりを見せる余地がある工程だからでしょう。
同じ材料であれば、当然安い方がいいに決まっているわけですが、業界経験の長い起業者はその購入手段もやはり一工夫あったりします。
このあたりは、業界経験の長い方がそうでない起業者に対して差別化できる部分だと感じます。