ゾンビ企業の事業主

こんにちは、茨城で創業融資、事業用資金融資をサポートしている行政書士兵藤貴夫です。

先週「小規模事業者持続化補助金」の公募が開始されたわけですが、現在当事務所ではどのようなサポートを提供できるか悩んでいます。

さらにいくつかマーケティングのアイデアもあるので、自分の事務所でも申請するかもしれません。

平成28年度第2次補正予算による「小規模事業者持続化補助金」公募が開始されました

この補助金、さらに今月中には公募開始と言われている「ものづくり補助金」もすべて、当然ですが

小規模事業主の方の事業の発展

を目的として実施されるわけです。

これらの補助金申請書を書いていると、国は

「自分の事業の改善、集客について常にアイデアを持っている事業主」

を応援しているのだとつくづく伝わってきます。

なので新規性も工夫もなにもないアイデアで申請しても、残念ながら通る確率は低くなるでしょう。

(もっとも「裏の事情」「大人の事情」でゴニョゴニョ・・・という情報は伝わってきたりしますが)

「ゾンビ企業」

という言葉があります。

これは本業ではもはや収益を出せず、業務改善・収益改善できるアイデアもなく、つまり実質的に破たんしているにも関わらず、融資や補助金に頼って生き延びている企業のことです。

政府は今、新規創業者を増やそうとしています。

日本公庫の新規創業者への融資制度などを見てもそれははっきりと感じます。

しかし、その反面

「ゾンビ企業には市場から出て行ってもらいたい」

という意思も感じます。

もちろん、企業の存続、淘汰は一つの意思だけで決まるものでもないですが、市場の健全性や海外との競争力を考えたとき、実力がない、やる気もない企業には退場してもらうのもやむを得ないかと思います。

「小規模事業者持続化補助金」
「ものづくり補助金」

これらの補助金の獲得ができるレベルの申請書を書けるかどうか、それは今後も市場で存続すべき事業かどうかの試金石としての意味もあるのだと感じています。